スーパーアイドル!平維盛-1【建礼門院右京大夫集あらすじマンガ】(イケメンは史実!)
『建礼門院右京大夫集』で一番初めに登場する平家の公達は、美貌の持ち主・平維盛。
あらすじを漫画でどうぞ。
『建礼門院右京大夫集』<6番・7番詞書>より
右京大夫 うきょうのだいぶ
中宮・平徳子に仕える女房。
平維盛 たいらのこれもり
権亮少将(= 中宮権亮 兼 近衛少将)
平清盛の長男〔重盛〕の長男
藤原実宗 ふじわらのさねむね
頭中将(= 蔵人頭 兼 近衛中将)
琵琶の名手
平安時代の美男子と言えば誰を思い浮かべますか?
私えこぶんこは、ダントツでこのお方・平維盛だと主張します!!
右京大夫は、別の項で、維盛の美貌を下記のように絶賛しています。
べた褒めですね・・・(@ - @)
歴史上の人物の評価などは、後世に伝説化されていて事実か否か確かめようもないものが多々ありますが、維盛の場合は、違います。
彼の容姿を絶賛したのは彼女だけじゃないですからね。
一級史料として名高い九条兼実の日記『玉葉』でも、下記のように評されています。
ところでこの方、ご存じ、右京大夫の恋人・平資盛のお兄さんです。
漫画では、維盛は、弓・剣・矢とガッツリ武具を持っていますが、これは賀茂祭用の装束です。 常時こんな物々しい恰好で参内していたわけではありません。
どうも、この凛々しい武官の姿には、魅力数倍増しの萌え要素があったんではないかという気がする・・・。
『建礼門院右京大夫集』には、こんな話も。
宮中で火事があったときに、当時右近衛大将であった平重盛(維盛資盛兄弟のお父さん)が、矢を背負って中宮の御座所に参上しました。その様子が、とても立派で雄々しく思ったそうです。<58番詞書>
(火事に矢はいらないんじゃ・・・、というツッコミはなしです。右近衛大将として中宮様をお護りする、という気概です。^^;)
(ちなみに原文では、維盛ははじめ二藍の直衣の姿で登場しているのですが、その後賀茂祭の警護の姿の話に移り、これが回想なのか時系列が飛んだのか不明なので、漫画では、はじめから武官装束にしています)
『建礼門院右京大夫集』<6番・7番詞書>より
漫画は次回につづきます。
漫画は、原文を基にえこぶんこが脚色しています。
登場人物
中宮・平徳子に仕える女房。
平維盛 たいらのこれもり
権亮少将(= 中宮権亮 兼 近衛少将)
平清盛の長男〔重盛〕の長男
藤原実宗 ふじわらのさねむね
頭中将(= 蔵人頭 兼 近衛中将)
琵琶の名手
まるで光源氏!宮中のスーパーアイドル
私えこぶんこは、ダントツでこのお方・平維盛だと主張します!!
右京大夫は、別の項で、維盛の美貌を下記のように絶賛しています。
〔215番・216番詞書〕
際ことにありがたかりし容貌用意(かたちようい)、まことに昔今見る中に、例(ためし)もなかりしぞかし。されば折々には、めでぬ人やはありし。
法住寺殿の御賀に、青海波舞ひての折などは、「光源氏の例も思ひ出でらるる」などこそ、人々言ひしか。
際ことにありがたかりし容貌用意(かたちようい)、まことに昔今見る中に、例(ためし)もなかりしぞかし。されば折々には、めでぬ人やはありし。
法住寺殿の御賀に、青海波舞ひての折などは、「光源氏の例も思ひ出でらるる」などこそ、人々言ひしか。
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歴史上の人物の評価などは、後世に伝説化されていて事実か否か確かめようもないものが多々ありますが、維盛の場合は、違います。
彼の容姿を絶賛したのは彼女だけじゃないですからね。
一級史料として名高い九条兼実の日記『玉葉』でも、下記のように評されています。
■「維盛容顔美麗、尤足歎美」(安元2年1月23日条)
…容顔美麗、尤も歎美するに足る
…容顔美麗、尤も歎美するに足る
■「少将維盛、重盛卿子、衆人之中、容顔第一也」(承安5年5月27日条)
…衆人の中、容顔第一
…衆人の中、容顔第一
やっぱり、べた褒めですね。
平維盛美形説は、ガチ!と言っていいでしょう。
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ところでこの方、ご存じ、右京大夫の恋人・平資盛のお兄さんです。
異母兄弟ですが、資盛も美男だったのか。
そこんところは、
そこんところは、
・・・・・特に資料がありません。(ーー;)
(平家物語では似ていたことになっていますが。)
当の右京大夫も、恋人資盛のこととなると、色々ぼかして書くので・・・。
(平家物語では似ていたことになっていますが。)
当の右京大夫も、恋人資盛のこととなると、色々ぼかして書くので・・・。
警固の姿に・・・ときめき?
どうも、この凛々しい武官の姿には、魅力数倍増しの萌え要素があったんではないかという気がする・・・。
『建礼門院右京大夫集』には、こんな話も。
宮中で火事があったときに、当時右近衛大将であった平重盛(維盛資盛兄弟のお父さん)が、矢を背負って中宮の御座所に参上しました。その様子が、とても立派で雄々しく思ったそうです。<58番詞書>
(火事に矢はいらないんじゃ・・・、というツッコミはなしです。右近衛大将として中宮様をお護りする、という気概です。^^;)
(ちなみに原文では、維盛ははじめ二藍の直衣の姿で登場しているのですが、その後賀茂祭の警護の姿の話に移り、これが回想なのか時系列が飛んだのか不明なので、漫画では、はじめから武官装束にしています)