右京大夫、西山へ【建礼門院右京大夫集あらすじマンガ】
あらすじを漫画でどうぞ。
『建礼門院右京大夫集』<171番詞書>より
漫画は、原文を基にえこぶんこが脚色しています。
登場人物
清盛の長男[重盛]の次男。右京大夫の恋人。
右京大夫(うきょうのだいぶ)
中宮・徳子に仕える女房。現在は退職。
平家政権ピンチ!
・・・ああ、なんかもう大変ですね!
右京大夫が宮中に出仕していた頃とはまるで状況が違います。
資盛はもう、このまま右京大夫を忘れてもよかったはずなのですが、この状況になってから、むしろ右京大夫との仲は深まっていくのでした。
この状況になったからこそ、本当の気持ちに正直になったんでしょうね。
ところで、今回の話で右京大夫が身を寄せたという尊円は、右京大夫の異父兄でもあり、藤原定家の異母兄でもある、といわれている人物です。
この頃の右京大夫は、宮中という職場を失い、さらに母を失い、拠り所をなくしてしまっていました。
一方資盛は、父・重盛を失ってからは、小松家が傍流に追いやられた為、平家一門の中でも微妙な立場に立たされるようになっていきます。
渦中の資盛は、多忙で過酷な日々を過ごしていたことでしょう。
資盛はもう、このまま右京大夫を忘れてもよかったはずなのですが、この状況になってから、むしろ右京大夫との仲は深まっていくのでした。
この状況になったからこそ、本当の気持ちに正直になったんでしょうね。
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※諸説あります。
孤独な右京大夫と、悲愴な資盛
この頃の右京大夫は、宮中という職場を失い、さらに母を失い、拠り所をなくしてしまっていました。
一方資盛は、父・重盛を失ってからは、小松家が傍流に追いやられた為、平家一門の中でも微妙な立場に立たされるようになっていきます。
身の振り方を考えたであろう資盛は、後白河院に接近し、近習として重用されるようになっていきます。
また、資盛は追討使として戦場にも赴いていて(近江源氏との戦い等)、多忙な日々を送っていたと思われます。
また、資盛は追討使として戦場にも赴いていて(近江源氏との戦い等)、多忙な日々を送っていたと思われます。
皮肉にも、この二人が本当に心を通わせあえたのは、この状況になってからなのですね。
二人の前に、平家滅亡の足音が忍び寄る・・・
次回に続きます。
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二人の前に、平家滅亡の足音が忍び寄る・・・
次回に続きます。
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