『平家物語』おすすめ本 7選!【原文・現代語訳・新書・古典・小説・漫画】
今回はコラムです。 『平家物語』 を楽しむための オススメ本 を紹介します! 大の平家ファン・えこぶんこが、ガチで面白いと思った本ばかりを厳選しました。 ◆目次◆ ・原文・現代語訳 ・新書 ・古典文学 ・小説 ・漫画 原文・現代語訳 ■『平家物語 全訳注』杉本圭三郎氏 訳注(講談社学術文庫) 新版 平家物語(四) 全訳注 (講談社学術文庫) 古文ファンの愛読書 、講談社学術文庫です。 底本は覚一本。 図書館で分厚い全集を借りなくても、原文と現代語訳が文庫で通勤時間に読めるなんて、なんと贅沢で有り難いシリーズだろう。 古文にあまり馴染みがないという方にも原文・現代語訳はオススメできます。 なぜなら 『平家物語』(覚一本) は、そんなに難解ではない からです。 例えば、平安中期の王朝文学などは、主語がなくて誰がしゃべってるのかわからなくなったりしますが・・・(私はそうなる) 『平家物語』(覚一本) は、ちゃんと主語もセリフもわかるし、ストーリーも明快。キャラがそれぞれ立っていて、現代の小説を読んでいるのと変わらない感覚で、感情移入できます。 数ある『平家物語』諸本のうち、覚一本は、南北朝時代、当時の琵琶法師のトップである明石覚一が弟子たちの為にまとめた本。諸本中、最も文芸的に優れているといわれ、物語として洗練されているので、現代人にも読みやすい本となっています。 とはいえ結構な長さですから、面白そうな巻から読むのもいい手だと思います。 個人的にはやはり 、 木曽義仲が京に迫ってくる巻七あたりから、平家一門が壇ノ浦に沈む巻十一まで が特に緊張感があって面白いと思っています。 序盤は寺院の強訴の話などが続きますので、 いわゆる源平合戦を楽しみたい場合は、巻七あたりから読み始めていい と思います (講談社学術文庫では(三)収録) 重衡・維盛ファンにお勧めは、巻十 です! (講談社学術文庫では(四)収録) ※平家物語各巻のあらすじは、こちらの記事もご参照ください。 参考記事 平家物語 あらすじと見所 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ■『吉村昭の平家物語』吉村昭氏 訳(講談社文庫) 吉村昭の平家物語 (講談社文庫) もっと 簡潔に現代語訳を読みたい 、という方にオススメ。 といっ